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お祭り・縁日の金魚飼育が失敗しやすい理由

お祭りや縁日の金魚の飼育は難しい?

お祭りや縁日などで金魚すくいをするという方は多くいらっしゃると思います。しかしこうした場所で手に入れた金魚がすぐに死んでしまったという経験をした方も大勢いらっしゃるでしょう。

そのような経験に裏打ちされている通り、実際、お祭りや縁日から連れ帰ってきた金魚の飼育は難しいとされています。なかには数日で死んでしまう個体もいます。

お祭り・縁日の金魚飼育が失敗しやすい理由

すぐに死んでしまう理由の一つはストレスです。お祭りの屋台に連れてこられ、一生懸命にすくいあげようとする客から逃げ、すくわれた後に水槽に入れられるという大きな環境の変化を経験する事で、金魚は大きなストレスを抱えます。

他の理由は餌のあげすぎです。実は金魚は長い間餌を食べなくても生きていられる強い魚です。そのため餌をあげすぎる事は良くありません。あまりに多くの餌をあげてしまい、その食べかすが水槽の中で腐敗してアンモニアに変わってしまうと、それは金魚によって有害です。

袋の中に長い時間金魚を入れておくと酸素不足に陥ってしまうこともあります。

お祭り・縁日の金魚飼育を成功させるために

お祭りや縁日の金魚飼育を成功させるためには、できるだけストレスを与えずに新しい水槽に慣れさせてあげることが必要です。まずストレスを抱えさせないためには水合わせの作業が絶対必要です。水合わせとはそれまでにいた水と新しい水槽内の水との温度を合わせる作業です。

まず金魚の入った水の中に水槽の水を、袋の量の3分の1だけ入れます。少し置いた後に同じことを繰り返します。これを4,5回繰り返す事で水合わせが完了します。

水合わせを行なうためには袋をそのまま水槽に浮かべて放置しておくという方法もあります。ただし袋の中が空気不足にならないように気をつけなければいけません

餌の与え過ぎと酸素不足の対策

餌を与え過ぎないようにも気を付ける必要があります。先述のように、金魚は餌をしばらく食べなくても問題がありません。そのため2日間ほど放置しておいても大丈夫です。酸素不足を防ぐためには、連れてきた金魚の袋から少しでも早く解放してあげる事です。

いきなり水槽内に入れる事はNGですが、水合わせを素早く行なって新しい環境に移してあげましょう。ただし病気を持っている可能性もあるため、可能な場合は魚用の薬を使ってしばらく金魚をなじませてから移すと良いでしょう。


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