生殖・増殖の可能性も考えて環境を作って

ビオトープを作る際に水草や生物、床材や水などを用意しますが、ビオトープの中に入れる生物の個体数には気をつけましょう。ビオトープの定番の生物はメダカですが、メダカはタフな魚で繁殖力も高いです。

そのために大きな意味メダカが増えすぎて困るということもありえます。最初は10匹程度だったものが、暖かくなってから300匹以上になっているということもあります。あまりに増えすぎては問題があるという場合、増えすぎないように環境を整えてあげましょう。

例えばメダカの産卵した卵を別容器に取り上げるなどしない場合、生まれたメダカ親メダカの食料になって自然淘汰されるようになっています。この場合増えすぎることはありません。また水を少し下げることで子供があまり生まれなくなるということもあります。

水草も増殖することがあります。水草として人気が高い種類はいくつかありますが、例えばアナカリスは特に人気があります。オオカナダモとも呼ばれるアナカリスは、コストパフォーマンスに優れている上、長持ちします。

ちょっとした水質や温度の変化では問題になりません。塩素にも強いため水道水から塩素にも抵抗力があります。アナカリスは金魚藻とも呼ばれ、金魚の飼育には頻繁に使われます。

日光が当たることでどんどんと成長していき1,2週間で10センチ近く成長することもあります。6に二酸化炭素を添加したり栄養を与えたりする必要もありません。

ただしこの成長の早さが逆に仇となることもあります。あまりに成長が早く他の水草の成長を阻害したり、見た目にも悪くなったりします。容器全体に繁茂してしまうと、中にいる生物にとっても邪魔になります。そのため最初からあまりに多くのアナカリスを入れすぎることはないように気をつけましょう。

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