貝類、エビ類で水槽をきれいに保とう
水槽の掃除をしてくれるお役立ち生物
熱帯魚飼育をする上で、水槽の中を常に綺麗にしておくことは最も重要な事の一つです。濾過フィルターや濾過バクテリアなど水質を綺麗に保ってくれるのに役立つものはありますが、貝類やエビ類を使うという方法もあります。
これらの生物は水槽内に発生するコケを食べてくれるという特徴があり、水槽を美しく維持するために非常に便利です。
水槽の掃除をしてくれる貝類とエビ類をいくつかご紹介しましょう。
水槽の掃除をしてくれる貝類とエビ類
レッドラムズホーンという貝も便利です。名前の通りこの貝は赤みを帯びた見た目をしていて、やはりコケを食べてくれるため天然の掃除屋として重宝されます。この貝はインドや東南アジアの原産です。
レッドラムズホーンはコケだけではなく、餌の食べ残しを食べてくれたり、排泄物がバクテリアの温床にもなるため、一石三鳥の存在です。別の貝はヒメタニシです。ヒメタニシは汚れた泥やコケ類を主食とします。
またこの貝の特徴として、水質悪化に伴って水面に上がってきたり、アンモニアなどが増えると殻に閉じこもるという動きをします。そのため、この貝を観察することで、水質がある程度分かります。
エビ類も活躍してくれる
エビ類ではヤマトヌマエビとミナミヌマエビがよく名前を挙げられます。ヤマトヌマエビは水草についたコケを食べてくれます。ミナミヌマエビはヤマトヌマエビほどではないものの、やはりコケ類を食べてくれます。
ミナミヌマエビの優れている点として、ヤマトヌマエビと違って水草の芽を食べてしまうことはありません。そのため、生体メインではなく水草メインの水草水槽ではこちらの方が好まれることがあります。
貝類やエビ類以外にも掃除屋はいる
貝類やエビ類は掃除屋として有名ですが、同じく掃除の役割をしてくれる生物は他にもいます。サイアミーズフライングフォックスやオトシンクルス、ブラックモーリーなどは苔や藻を食べてくれる存在です。
これらの熱帯魚はもちろん、観賞用としても飼うことができたり、他の熱帯魚との共存も可能です。見た目も楽しめるうえに、掃除屋にもなってくれるという便利な存在です。